かかりつけ医

かかりつけ医って何だろう?

近頃、「かかりつけ医」という言葉をよく耳にしませんか?かかりつけ医って何だろう?
そして、たとえ耳にしたことはあっても、「かかりつけ医」がどんな意味なのか、何をしてくれる医者なのかを明確に答えられる人はなかなかいないのではないでしょうか。

「かかりつけ医」とは、端的にいうと“日常的、継続的に患者さんの身体の変化を診る医者”のことです。
ですがこういう言い方だと、概念的過ぎてわかりにくいかもしれませんので、もう少し詳しく掘り下げてみましょう。

日常生活と医療

一年中毎日のように採血やX線検査などの健康診断を自ら行ったり、何の症状もないのに薬を飲み続けたい方はふつう、いないかと思います。(予防のために薬を飲むことはあるかもしれませんが)
それに、自分が健康だと思っている時に病院に行きたがる人もあまりいませんよね?

身体がいつもとは違う状態(しっくりこない状態)身体がいつもと同じ状態であるときに医療は絶対的ではありません。つまり、人間にとって医療が必要になるのは、「病気」という“身体がいつもとは違う状態(しっくりこない状態)”になったときなのです。「病気」という非日常、つまり身体にとって極めて特殊な状況において初めて医療の必然性が現れてくるのです。

でも、身体がいつもとは違う状態、非日常状態とは何を意味しているのでしょうか?
そのような変化は、本人だけにしかわからないものなのではないでしょうか?
他の誰かに“昨日の自分”と“今の自分”の違いをどのようにしたら“わかってもらえる”のでしょうか?

身体の恒常性

少しだけ専門的な話をしますが、「医学的に健康」だという目安の一つとして、身体が“恒常的”であるということが挙げられます。

たとえば、ものすごく暑い日に長時間外にいると、当然汗が出てきます。人間は恒温動物ですから、汗を出すこと体温調節によって体温調節をしているのですね。外の環境に対して人間がしっかりと適応できれば、この場合ですと、うまく体温調節ができていれば、それは健康的な状態といえます。そしてこれを、“恒常性が保たれている”とも言い換えられるのです。

しかし、人間の体温は通常、だいたい37℃付近に収まっているのですが、それが身体の何らかの“変化”によって体温が上がりすぎたり下がりすぎたりしては困ります。病的状態、つまり「病気」になってしまうからです。(体温40℃の自分を想像してみてください)

こんな当たり前のことは、いまさら言わなくても皆さまご存知かもしれません。ですが、「かかりつけ医」を説明するうえで実はこのようなことはすごく大事なことなのです。

ちょっとした変化を見逃しません

「かかりつけ医」は皆さまの日常を観察します。日常を観察しながら、ある病気のような非日常状態への“変化”を見極めるのです。

先の場合ですと、汗を出すということによる体温調節がうまくいっているか、うまくいっていないのなら何が原因となっているのか、ということを患者さんの日常を基に辿っていきます。

そうすることで、患者さんの“変化”に広く対応できるのです。日常の身体の状態を知っていることで、今、ここ、への“変化”にも、ほんの些細なことから気づくことができるのですね。

もちろん、高度に専門的な治療が必要な場合や、極めて特殊な疾患に罹患した場合など、日常からの“変化”を観察することなどにほとんど何の意味も持たないことも多々あります。
また、医療技術の進歩により、機械的に検査をするだけでも患者さんの多くの情報を得ることができます。

ですが、安心できる医療を皆様にお届けするという意味において、「かかりつけ医」の“日常性”はやはり重要な位置を占めているといえるのではないでしょうか。
特に情報過多といわれる現代において、皆さまが気になっておられ、ちょっとだけ聞いてみたい専門的なことに気軽にお答えする役目を果たせるのも「かかりつけ医」が必要とされる理由なのかもしれません。

「かかりつけ医」がいると得すること
・患者様の身体のちょっとした悩みに対して気軽に相談に乗り、アドバイスを差し上げることができます。患者様の身体のちょっとした悩みに対して気軽に相談に乗り、アドバイスを差し上げることができます。
・薬の飲みあわせ(市販薬との併用など)に対し専門的な立場からご指導させていただくことができます。
・総合病院などでの精密検査の予約、報告を患者様のご希望に沿う形で提供することができます。
・患者様ごとに適切な専門医をご紹介することができます。
・患者様ご本人だけでなく、ご家族のかたたちと一緒に治療へのよりよい道を探すことができます。
・ケアマネージャーさんを通し、適切な在宅サービスなどを提供できます。
・画一的な治療ではなく、患者様に対して親身になった、より“質感”を重視した医療への橋渡しができます。
・日頃の食生活の改善や運動へのアドバイス等、生活習慣病への予防に二人三脚でご一緒に取り組めます。

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よくあるご質問

どんな病気を診てくれますか?
当医院では内科全般、小児科全般を対象としております。ご自身、あるいはお子様の体調で気になる点等があればまずはお気軽にご相談ください。高度に専門性を問われる分野におきましては、その都度適切な病院を紹介させていただきます。
初診の際には何が必要ですか?
健康保険証(医療証をお持ちの方は合わせてお持ち下さい)をお持ちください。ご不安な方は事前にご連絡ください。 健康保険証をお持ちでない方はその旨受け付けにご相談ください。
予防接種はいつごろ打てばよいのでしょうか?また、料金はいくらですか?
インフルエンザなどの季節性のワクチンについては年毎に値段が異なりますのでご相談ください。小児予防接種に関してはお子様の年齢によって接種できるものも違ってきます。例えばヒブ、小児肺炎などは生後2ヶ月から打つことができますし、3ヶ月からは4種ワクチンも対象となります。小児予防接種は基本的に公費ですが、私費で接種される場合はご相談ください。予防接種について
往診ではどのようなことをしてくれますか?
当院ではご希望の患者様に往診を行っております。往診では、手術後の後遺症により来院が困難な方や足が不自由な方などに対して、問診や点滴、必要に応じて入院のご相談をさせていただいております。(※要相談)医療ネットワークについて
入院はできますか?
申し訳ありませんが当院には入院設備はございません。ですが、近隣の病院との医療ネットワークを構築しており、 入院が必要な患者さまにはすぐに紹介できる体制を整えています。 ご希望される病院がある場合はお申し出ください。紹介状をお渡し致します。(空きベットの都合によりご紹介できないこともあります)医療ネットワークについて
一番近い薬局はどこですか?
すぐ近くにシトラス薬局さんがあります。当医院での処方箋においてはすぐにお薬をご用意できます。
駐車場はありますか?
医院横に3台、またすぐそばに第二駐車場として10台、合計13台分あります。slider_09 
「高血圧と診断されたら薬は一生飲まなければならない」と、聞いたことがあるのですが本当でしょうか?
「高血圧の薬は一生飲み続けなければいけない!」と、一般的に誤解されがちなのですが、そんなことはありません。生活、減塩、減量等の生活習慣の改善により、お薬に頼らなくても血圧を下げることはできます。二人三脚であせらずに治療していきましょう。
なかなか生活習慣を改善できません。
生活習慣を改善するのは簡単ではありません。現代社会では巷に多くの嗜好品が溢れており、そのような食品からは簡単に幸福感を得ることができるため、そういう習慣から抜け出すことは難しいです。私自身、ついつい食べすぎてしまい、翌日後悔することが多々あります。(苦笑)
ですから発想を少し転換してみて、できなくて当然だ、という気持ちになってみてはいかがでしょうか?自分は大変なことに挑戦しているのだ、というお気持ちでのんびり続けていかれるのがよいと思います。
無理せず健康的な身体づくりを行う良い方法はなにがありますか?また、先生のおすすめのダイエット方法があれば教えてください。
まずダイエットについてですが、医学的には1ヶ月に1㎏~2㎏程度のダイエットが理想とされており、「無理のないという範囲」という意味ではこの辺りが指標となります。最近では手っ取り早く痩せられる方法として、「糖質制限ダイエット」などが紹介されていますが、これらを行うときは医師などと相談しながら進めていくのが望ましいでしょう。
私が個人的におすすめするのは「散歩」です。散歩でしたら運動に自信のない方でも手軽にできますし、なにより比較的継続しやすいことでもあります。
散歩で消費できるカロリーは微々たるものですが(100㎉/30min)、ダイエットで一番大切な事は「維持すること」で、これが遠いようで一番の近道だと思います。
健康的な身体をつくっていくには、先ほどあげた散歩のような「有酸素運動」のほかに「食事療法」が有力な方法です。バランスのよい食生活が大切ですね。
どれもなかなか難しいことですが、あせらずにコツコツがんばりましょう。

 

 

本サイトで使用しておりますイラストの一部は「いらすとや」からご提供いただいております。

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医院の特徴

医療連携・サポートチーム
小寺医院の地域医療連携

小寺医院の地域医療連携

小寺病院では、地域の「かかりつけ医」として患者の皆様の日々の健康をサポートしています。

「頭が痛い」「熱がある」「胃がチクチクする」・・・など、具体的な体調不良はもちろん、小さなお子様の「育児書とちょっと違う?熱っぽい?」とか高齢者の方の「なんとなく体がだるい」など病院へ行くことが躊躇われるような症状であってもご来院いただけば各々の方に合った適切なアドバイスをさせていただきます。この時の都度問診した内容の変化で大病の兆しを発見し防ぐこともあります。

また、調剤薬局や公共の医療福祉支援、在宅介護などのマネージメントをするケアマネージャーの方々と一緒に患者様の日々の生活が明るくできるようにサポートしております。

医療連携・医療ネットワーク

当院では近隣の総合病院と連携しており、特殊検査治療装置入院等が必要な場合には、患者様に応じて最適な病院をご紹介しています。また、検査をご希望の方にはお申し出いただければ予約もお取りいたします

医療ネットワーク

医療ネットワーク

岐阜県総合医療センター
http://www.gifu-hp.jp/

社会医療法人蘇西厚生会 松波総合病院
http://www.matsunami-hsp.or.jp/

羽島市民病院
http://www.hashima-hp.jp/

岐阜市民病院
http://gmhosp.jp/

岐阜大学医学部付属病院
http://hosp.gifu-u.ac.jp/

 

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予防接種

各種予防接種を取り揃えております。常備している物であればご予約なしで打つことができます。下記は常時取り扱っているものの一覧です。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

公費・私費別予防接種名予約について
公費BCG(ビーシージー)要予約
四種ワクチン(DPT-IPV)
HPV(子宮頸がんワクチン)
要予約
小児用肺炎球菌
水痘(みずぼうそう)
日本脳炎
Hib(ヒブ)
MR(麻しん風しん混合)
不活化ポリオ要予約
私費流行性耳下腺炎(おたふく)
B型肝炎要予約
インフルエンザ要確認
お母さま方へ
お子様の予防接種は赤ちゃんの月齢から始まり、就学前まで続きます。また、お子様一人ひとりで抵抗力やアレルギーなどの症状も違います。
接種時期のお知らせなどはあくまでも目安にすぎません。
ご不安な点はご相談ください。お子様の成長に合わせたご指導をさせていただきます。

知っておきたい予防接種のこと
予防接種とは、予見される伝染性疾病に対し毒性を弱めた病原体(ウイルスや細菌)や毒素を、前もって投与して病気に対する免疫をつけることを言います。この免疫をつけるために投与される抗原物質をワクチンと言います。
また、日本では伝染性疾病の蔓延を迅速に救済する目的の予防接種法(出典:厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/hourei/1.html)というものが制定されています。

当医院で実施しております予防接種対象の疾病をまとめましたのでご一読ください。

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BCG(結核)
BCG(結核)は、結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気です。
結核菌は主に肺の内部で増えるため、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いですが、肺以外の臓器が冒されることもあり、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。特に、小児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou03/index.html

四種ワクチン

四種ワクチン(DPT-IPV)
四種の疾病にたいするワクチンです。ジフテリア(D)・百日せき(P)・破傷風(T)・不活化ポリオワクチン(IPV)
ジフテリア(D) ジフテリアはジフテリア菌により発生する疾病です。その発生は最後に報告されたのが、1999年であり稀になりましたが、かつては年間8万人以上の患者が発生し、そのうち10%程度が亡くなっていた重要な病気です。主に気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。この毒素が心臓の筋肉や神経に作用することで、眼球や横隔膜(呼吸に必要な筋肉)などの麻痺、心不全等を来たして、重篤になる場合や亡くなってしまう場合があります。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/diphtheria/index.html
百日せき(P) 百日せきは百日咳菌によって発生します。名前のとおり激しい咳をともなう病気で、一歳以下の乳児、とくに生後6ヵ月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。
主に気道の分泌物によってうつり、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が致命的となることがあります。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/whooping_cough/index.html
破傷風(T) 破傷風は、破傷風菌により発生し、かかった場合に亡くなる割合が非常に高い病気です。以前は新生児の発生もみられましたが、近年は30歳以上の成人を中心に患者が発生しています。
主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の 障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/tetanus/index.html
ポリオ(急性灰白髄炎) は脊髄性小児麻痺とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生する疾病です。名前のとおり子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、麻痺などを起こすことのある病気です。
主に感染した人の便を介してうつり、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じることがあります。永続的な後遺症を残すことがあり、特に成人では亡くなる確率も高いものとなっています。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/polio/polio/index.html 

HPV(子宮頸がんワクチン)

HPV(子宮頸がんワクチン)
HPVはヒトパピローマウイルス感染症です。
ヒトパピローマウイルスは、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。しかしながら、子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がんなどのがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっていることが分かってきました。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えていることもあり、問題視されているウイルスです。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/hpv/index.html

小児用肺炎球菌

小児用肺炎球菌
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれる菌で、主に気道の分泌物により感染を起こします。しかし、これらこの菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、や中耳炎、敗血症、髄膜炎等になったり、あるいは血液中に菌が侵入するなどして重篤な状態になることがあります。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/pneumococcus/index.html

水痘

水痘(みずぼうそう)
水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。空気感染、飛沫感染、接触感染により広がり、その潜伏期間は感染から2週間程度と言われています。発疹の発現する前から発熱が認められ、典型的な症例では、発疹は紅斑(皮膚の表面が赤くなること)から始まり、水疱、膿疱(粘度のある液体が含まれる水疱)を経て痂皮化(かさぶたになること)して治癒するとされています。一部は重症化し、近年の統計によれば、我が国では水痘は年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。
水痘は主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。小児における重症化は、熱性痙攣、肺炎、気管支炎等の合併症によるものです。成人での水痘も稀に見られますが、成人に水痘が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/varicella/index.html

日本脳炎

日本脳炎
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou20/japanese_encephalitis.html

Hib

Hib(ヒブ)
Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあります。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/hib/index.html

麻疹風疹

MR(麻しん風しん混合)
MRは、麻しん風しん混合ワクチンです。
風 疹 風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。潜伏期間は2-3週間(平均16-18日)で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15-30%程度いるようです。一度かかると、大部分の人は生涯風疹にかかることはありません。従来、集団生活にはいる1-9歳ころ(1-4歳児と小学校の低学年)に多く発生をみていましたが、近年は多くが成人男性となっています。風疹ウイルスは患者さんの飛まつ(唾液のしぶき)などによってほかの人にうつります。発疹のでる2-3日まえから発疹がでたあとの5日くらいまでの患者さんは感染力があると考えられています。感染力は、麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。
詳細>>国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/rubellaqa.html
麻 疹 麻しんは麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。また、麻しんウイルスは、ヒトからヒトへ感染すると言われています。
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。
近年はワクチンの2回接種が行われ、麻しんに感染する方の人数は減っています。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/hashika/index.html

不活化ポリオ

不活化ポリオ
※不活化「不活化ワクチン」は、ポリオウイルスを不活化し(=殺し)、免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くしてつくったものです。ウイルスとしての働きはないので、ポリオと同様の症状が出るという副反応はありません(ただし、発熱など、不活化ワクチンでも副反応が生じることがあります。)。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/dl/leaflet_120510.pdf

流行性耳下腺炎(おたふく)

流行性耳下腺炎(おたふく)
流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ)
流行性耳下腺炎(mumps)は2~3週間の潜伏期(平均18日前後)を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症 であり、通常1~2 週間で軽快します。最も多い合併症は髄膜炎であり、その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などを認める場合があります。
詳細>>国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/529-mumps.html

B型肝炎

B型肝炎
B型肝炎は肝臓の病気です。肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、重症化するまでは自覚症状が現れない場合が多くあります。これは本来肝臓がもっている予備能の高さに由来しています。このことを正しく認識し、症状がなくてもきちんと検査をして病気を早く発見することが大切です。B型及びC型肝炎に代表されるウイルス性肝炎は国内最大級の感染症ともいわれ、国民の健康に関わる重要な問題です。
詳細>>厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/01a.html

インフルエンザ

インフルエンザ
インフルエンザ(influenza)は、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症ですが、「一般のかぜ症候群」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」です。流行が周期的に現われてくるところから、16世紀のイタリアの占星家たちはこれを星や寒気の影響(influence)によるものと考え、これがインフルエンザの語源であると言われています。インフルエンザは、いまだ人類に残されている最大級の疫病です。
詳細>>国立感染症研究所
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu/392-encyclopedia/219-about-flu.html

 

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診療科目・診療時間・アクセスマップ

内 科
・一般内科全般
風邪、胃腸炎など内科全般を扱っております。特に高齢者の方の高血圧や糖尿病予備軍と思われる方に対して、患者様の視座に立ちながら精密な治療を行っております。

小児科
・一般小児科全般
・予防接種(公費・私費)
予防接種などを含めた、小児科特有の問題を扱っております。お子様の体調で気になる点があればお気軽にご相談ください。

往 診
往診車
当院では往診を行っております。病院や診療所への通院が困難な方、退院後のケアが必要な方などを対象に、地域に根ざした医療ということを念頭に置きながら、患者さんの生活の質の向上を目指しております。ぜひご相談ください。
TEL:058-387-4504 FAX:058-387-8190

その他
・病院への診療情報提供書(紹介状)の作成
・介護保険主治医意見書の申請・更新
・学校や会社に提出する病気療養(病休)の診断書
・インフルエンザなどの治癒証明書・登園許可証明書
・会社入職時、入学試験のための診断書

診療時間
午前9:00~13:00
午後16:30~18:30

休診日:火・土曜日午後、日曜日、祝日

アクセスマップ

-大きな地図で見る-
所在地:〒501-6088 岐阜県羽島郡笠松町美笠通3-20
TEL:058-387-4504 FAX058-387-8190

◦名鉄「西笠松」駅より徒歩5分
◦笠松町公共施設巡回町民バス(赤色のバスです) 「笠松郵便局前」より徒歩5分 
――バスの時刻表・路線等についてはコチラをご覧ください。

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院長ご挨拶

小寺医院長 小寺 三喜

医院長
小寺 三喜 医師(医学博士)
所属学会
日本内科学会
日本腎臓病学会
資格
日本医師会認定産業医
地域のかかりつけ医として
地域のかかりつけ医として、一番身近な医者として、皆様のお役に立てるような医療を提供していきたいと思います。
特に糖尿病や高血圧などの生活習慣病においては、患者様の求める生活の質の向上と、そのために求められる医療とのバランスをとりながら、満足いただけるものをご案内していきたいと思います。
どんな小さなことでもご相談ください。一緒に悩み、話し、解決への方法を探していきましょう。

 

主な経歴
平成元年3月  順天堂大学 医学部卒業
平成  4年5月  岐阜大学医学部付属病院第三内科入局
平成  5年4月  順天堂大学付属順天堂医院腎臓内科入局
平成10年3月  博士号取得(医学)
平成10年4月  順天堂大学医学部腎臓内科助手
平成12年5月  あやせ駅前腎クリニック 院長就任
平成17年4月  現職

趣味

ロッククライミング
ヨガ・筋力トレーニング
――大学時代から山岳部に所属しており、多くの山に登ってきました。昔は夏季には夏山診療所にて汗を流した時期もありました。
18年前ごろからでしょうか…、ロッククライミングにはまるようになり、当時都内で初めてできたクライミングジムに足しげく通っていました。その後はつかず離れず、といったところでしたが(苦笑)、3年くらい前から、50代に差し掛かってからまた本格的にクライミングを再開しました。今ではヨガや筋力トレーニングも取り入れながらクライミングを楽しんでいます。

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医院設備

多目的スロープ 多目的スロープ 車椅子・ベビーカー等でご利用いただけます。
待合室  待合室 ○○人お座りいただける明るい待合室です。
診察室  診察室
処置室  処置室 点滴などを行う処置室です。
X線寝台装置  X線寝台装置 骨の撮影やバリュウムによる胃や腸の透視撮影の他、肺の状態を調べたり、心臓の大きさを診るときに使います。
心電図  心電図 狭心症や心筋梗塞などの原因となる動脈硬化の進み具合を調べるための装置で、検査は5分ほどで終わります。
聴力検査装置  聴力検査装置 JIS 規格の聴力計(オージオメーター)です。
 エコー  エコー 心臓や肝臓・すい臓・腎臓など、各種臓器の状態を超音波画像でリアルタイムに診断する時に使います。
AED  AED 突然停止してしまった心臓に電気ショックを行い正常なリズムに戻します。
 駐車場  駐車場 医院横に3台、またすぐそばに第二駐車場として10台、合計13台分あります。


待合室

小さな患者様へ小さな患者様に絵本や漫画などをご用意しております。また、お子様にはスタッフから「おやつ」もご用意しております。頑張ったご褒美に差し上げてください。

 

 

お薬-調剤薬局
シトラス薬局さん

シトラス薬局さん

小寺医院ではお薬は処方箋でお出しします。
この処方箋とお薬手帳を提出してお近くの調剤薬局でお求めください。

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